どうも、かわいいものが好き、ズボラデザイナーのポチ・ポテチです。
今回は、私が手術・入院をして初めて知った健康保険制度の素敵ポイントと、それを考慮した医療保険の見直しポイントについてお話します。
では、いってみましょう。
医療保険を見直すポイント3つ
1.生活防衛費がある
2.健康保険に加入している
3.雇用保険に加入している
▼上記を満たしているのなら…
・掛け捨て生命保険のみ
・持病や遺伝、生活習慣によっては上記+最低限の医療保険
一体どういうことでしょう?
詳しく解説していきます。
元々契約していた保険
私が入っていた保険商品
・養老保険 入院特約つき15,000円
・がん保険 手術特約、抗がん剤治療特約、女性がん特約つき2,269円
結婚直後に契約した夫の保険
夫は、医療保険か何かを親御さんが契約していたとのことで、結婚を機に改めて契約することに。
外資系の保険会社に勤めていた友人を介して、夫の生命保険や医療保険を計3つ契約しました。
・外資で積み立て&満期には100%を超えて保険料が戻る生命保険10,000円
・掛け捨ての医療保険(特約いろいろ)6,500円
・外資で積み立てる個人年金保険50,000円
マネーリテラシーがある人からしたら「おいおい」と思われていることでしょう。
当時30歳の私は「医療保険は必ず入るもの」「保険をかけつつ貯蓄なんて一石二鳥」と信じて疑わなかったのです。
医療保険いらず!?
その1:限度額適用認定証
私は子宮頸部高度異形成で、手術を受けました。
その手術をきっかけに、30年間生きてきて初めて『健康保険限度額適用認定証』とその制度について知りました。
似たようなもので『高額療養費制度』があります。
後者の『高額療養費制度』は、一旦は病院へ全額支払うけれど、ひと月あたりの自己負担限度額を超えた額が、数ヶ月後に払い戻されるという制度です。
払い戻しには申請が必要ですし、戻ってくるとはいえ数カ月後。
高額になってしまった場合はかなりの負担になってしまいます。
そこで!前者の『健康保険限度額適用認定証』です。
これを利用することで、ひと月あたりの支払い額は自己負担限度額までで良いのです。
健康保険または国民健康保険に加入していれば、協会けんぽに申請することで誰でも限度額適用認定証を取得できます。
通院時に保険証と一緒に認定証を提出しておくだけでOKです。
ひと月あたりの自己負担限度額がいくらなのかは所得により異なります。
区分ウ:標準報酬月額28万~50万円
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%が限度額
区分エ:標準報酬月額27万円以下
57,600円が限度額
大体の人は上記に当てはまると思います。
ボーナスや不規則的に発生する出張費などは含まれない、標準報酬月額を参照します。
ボーナスや出張手当を抜いたお給料が月50万を超えるような方や、他の区分に該当する方ついては協会けんぽwebサイトでご覧いただけます。
例えば手術と入院で100万円かかるケース。
健康保険適用(3割負担)で自己負担額が合計30万円の場合は、次のようになります。
区分ウの場合
80100円+(1,000,000円−267,000円)×1%
=87,430円 ※これ以上は請求されません。
本来30万円の負担が9万円弱で済むんです!
繰り返しとなりますが、この医療費はひと月あたりにかかった金額の合計で計算されます。
私が入院したときは月末に入院し、月を跨いで手術をしました。
従って合計金額が2ヶ月に渡り分散され、限度額には到達せず・・ちょっと損をしました。
緊急時なら損もなにも言っていられませんけどね。

先生が「月末よりは月初に入院したほうがお得ですよ」なんて言うわけない。
更に、区分ウ・区分エに該当する場合は
12か月以内に高額療養費が支給された回数が4回目以上になる場合は44,400円
例えば半年間など長期入院した場合、4ヶ月目以降は負担額は44,400円のみ、ということになります。また、連続しなくても、12ヶ月以内に限度額に達するような高額な医療費を支払う月が4回を超える場合にも、上記が適用されます。
合計金額の算出ポイント
- 食事代や個室代、診断書の文書料や差額ベッド代などを除く1ヶ月間の合計金額
- 2つ以上の病院に同時にかかっている場合は、病院ごとに計算
- 1つの病院で複数の診療科目にかかった場合は別々に計算
- 1つの病院でも通院と入院は別々に計算
その2:傷病手当金
これは、会社員の方が次の条件すべてに当てはまる場合にもらえるお金です。
最長で1年6ヶ月間支給されます。
- 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業である
自宅療養も含みます。
労災保険の給付対象や美容整形などでの休みは除外されます。 - 仕事に就くことができない状態である
療養担当者の意見等をもとに、被保険者の仕事内容を考慮して判断されます。
つまり主治医から安静にしなさいとか、仕事はまだするなと指示を受けたってことですね。 - 連続する3日間の待期+4日目以降も仕事に就けないとき
待期には、有給休暇や土日・祝日等の公休日も含まれます。
3日間連続で休んでから1日仕事をして休業期間に入る場合でもokです。 - 休業した期間について給与の支払いがないこと
すなわち、有給使った日数はカウントされません。
なお、給与の支払いがあった場合でも、傷病手当金よりも少なければ差額が支給されます。
支給される金額
支給開始日以前の12ヶ月間の標準月額÷30日×3分の2
例を挙げます。
標準月額30万円の場合
・入院開始日から3日間は有給を消化(待期は傷病手当が出ません)
・入院から45日後に退院
(300,000÷30日×3分の2=6,667円)×待期3日間を除く42日分
=280,014円
更に、一旦復帰したものの病気が再発してしまうこともあるでしょう。
その場合、待期はもう1回クリアしているので、次の入院や自宅療養の初日から支給の対象となります。
同じ病気が再発した場合
・前回の入院から3ヶ月後にまた入院
・50日後に退院
(300,000÷30日×3分の2=6,667円)×50日分
=333,350円
初回(前回)の支給日から数えて最長1年6ヶ月まで支給
更に更に、復帰してから交通事故で入院してしまったとします。
別の怪我や病気で入院した場合
・怪我で20日間入院
・有給を10日使う
(300,000÷30日×3分の2=6,667円)×待期3日間と有休消化7日分を除く10日分
=66,670円
これはこれで新たに最長1年6ヶ月間、支給の対象
1つの同じ病気や怪我に対してそれぞれ1年6ヶ月間という給付期間が設けられます。
ただし、期間が重複しても受け取れる金額は重複せず3分の2が上限です。
また、上記の例のように有給を消化した日は支給の対象外です。
とはいえ、有給があるなら、3分の2を受け取るよりも100%受け取れる有給を使った方が良いですね。

どうせ消滅するだけの有給、使ったらぁ!
医療保険いらず!
いかがでしたか?
以上を踏まえると、医療費は月9万円程度で済み、長期間働けない日が続いてもお給料の代わりに傷病手当金が3分の2受給できます。
働いているうちは、上記2つの制度を活用すれば医療費と生活費の一部は賄えそうですね。
生活費の不足分は、生活防衛費切り崩していくことになるでしょう。
基本的に掛け捨ての医療保険。
月々の保険料を自分で貯金したほうが断然良いと思いませんか?
がん保険も同様です。
もちろん、ヘビースモーカーな上にお酒も大好きで、高血圧、がん家系・・なんて場合は、心配は大きくなると思います。
文字通り『保険をかける』のも良いでしょう。
また、生活防衛費が充分でない場合も、契約していた方が良いかもしれません。
生活防衛費とは、フリーランスは1年間分、サラリーマンは半年分の生活費の貯蓄があれば良いと云われています。
最低限の貯蓄額をクリアしてから保険を解約し、その分を貯蓄や投資に回すでも遅くありません。
貯蓄型医療保険は?

でもさ、医療保険単体は不要かもだけど、貯蓄もできる貯蓄型医療保険なら良いんじゃないの?
と疑問をお持ちの方へ、良いことを教えましょう。
とってもお得に見える『貯蓄型医療保険』ですが、それも不要です。
養老保険、個人年金保険、外貨建て医療保険、これら貯蓄型医療保険の中身はなにか?
それは、投資信託に毛が生えた(医療保険がついた)商品です。
更に上乗せされた高い手数料が、保険営業マンの報酬となっています。
例えば20年間保険料を支払い続けて、満期を迎えたら返戻率105%でお金が戻ってくるとします。
20年間で5%の上乗せ、つまり年利に直すと0.25%。
同等の投資リスクのある投資商品を自分で買えば、年利3%~5%は見込めます。
20年間続けたら、複利も効いて返戻率で言うと200%を超えていることでしょう。
貯蓄をしたいのなら、自分で投資信託をする。
保険屋に払っていた手数料分まるまるお得な上に、投資商品を自分で選ぶことができます。
医療保険をかけたいのなら、そもそも不要である可能性が高い。
ほとんどの場合、健康保険の限度額認定証を使用したり、傷病手当で医療費は賄うことができます。
自分で投資をするのも、保険を契約するのも、手間で考えたら似たようなものです。
投資をしたことが無い人でも、なんにも難しくありません。
見直し後の保険
我が家は、掛け捨てていた夫の医療保険料を貯蓄に回して、退職後に病気に罹った際の医療費へ備えます。
医療費はどうにか出来ても、亡くなった場合は葬儀代や引っ越しなど一気に費用がかかるので、そのために最低限の生命保険を。
余りは自分たちで投資することにしました。
私の保険
・養老保険そのまま
・がん保険そのまま
「いやそのままかい!」と思いましたか?
幸か不幸か一度給付金を受け取ったために、養老保険は満期を迎えたらほぼトントンになります。
分類としては現金貯蓄として扱うことにしました。(2023年現在)
ついでに、このさき妊娠した場合の切迫早産での入院や、帝王切開になったりと、何が起こるかわからない出産に備える役割も込めています。
がん保険も再発の可能性があるので継続です。
夫の保険
・55歳まで掛け捨て生命保険1,105円
外貨建はすべて解約し、保険は生命保険のみ新たに契約し直しました。
外貨建て保険を紹介してくれた友人は、その保険会社を1年ほどで退職しFPへと転身しました。
「当時は自分も良い商品だと自信をもって勧めた」「変なの買わせてごめん」と言っていましたw
医療保険の代わりにNISA+現金貯蓄で備えます。
NISAのみでiDeCoがないのは、60歳まで引き出せないことや、退職金として受け取る際に別の税金がかかることを考慮しての判断です。

NISA満額!iDeCoも満額!
そんな資金力ありませんことよオホホホ
まとめ
最後にまとめです。
1.生活防衛費がある
2.健康保険に加入している
3.雇用保険に加入している
▼上記を満たしているのなら…
・掛け捨て生命保険のみ
・持病や遺伝、生活習慣によっては上記+最低限の医療保険(貯蓄型はNG)
保険に関しては、我が家の場合はこれがベターかな、というだけです。
繰り返しになりますが文字通り『保険』なので、どれがベストかは人それぞれです。
今回は制度の説明があったので長くなってしまいました。
一言にまとめると…
一般的な会社員なら限度額適用認定証と傷病手当金があればなんとかなるよ!!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

我が家の財務大臣としてお給料が欲しいです。



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