これは、私が子宮頸がんになる少し手前で手術に至ったときの記録。
前回はこちら
病室に出戻り
さっきまでいた場所に戻ってきた。ベッドに横になる。
横になったことで頭痛は引いた。
夫はロビーで待っている。
麻酔科の先生が駆け付け、昨日の手術の詳細と、副作用が起こる仕組みについて身振り手振りで説明を受けた。

脊椎くも膜下麻酔では、麻酔の穴から脳を支える髄液が漏れだします。
ポチさんの場合は、すみません、麻酔の穴が2つになったので、通常よりも多く漏れて、脳を支える髄液が減って、強い頭痛が起きてしまっています。

それは知っとんねん・・

検索魔の私は、異形成が見つかった時点で調べ尽くしている。
他に先生からは次の説明を受けた。
・とにかく水分を多く取ること
・安静にすること
・1週間前後で自然と穴が塞がり、頭痛は無くなること

脚の痺れも、麻酔が残っているのが原因だと思います。点滴を2本追加して、様子見てみましょう。点滴は1時間ちょっとで終わります。旦那さんお呼びするので、相談してみてください。

てことは手の痺れはストレスのそれか・・
そして麻酔科医が立ち去り、夫が登場。

点滴して様子見るって・・1時間ちょっとらしいんだけど待てる?

大丈夫だよ。俺のことは気にしなくていいよ。

お腹空きすぎてるから、院内のコンビニでカロリー○イトと水買ってきてもらってもいい?
点滴しながら食べる。

オケ
すると、麻酔科医と看護師が来た。

どうしますか?点滴していきますか?

おねがいします。

2本追加しますけど、スポーツドリンクと中身は一緒です。
水分補給で、症状が軽くなるので。
看護師が点滴の針を刺し、点滴の機械をセットする。

いやいや、もっと速いやつ。

えっあ、はいっ。

では、点滴が終わったら様子を見に来ます。
そして、麻酔科医が居なくなった。

速いので、少し痛みがあるかもしれません。点滴がなくなったら、ナースコールで呼んでください。あ、旦那さんはここに居たままで大丈夫ですからね。
看護師も居なくなった。

じゃ、ちょっと買ってくる。
夫も居なくなった。
入院は延長すべきか
さてさて、夫がパシリから戻って来て、念願の食事(カロ○ーメイト)にありつく。
本当ならミ○ドが良かったが。
そしてペットボトルの水を飲む。
ここで初めて入院セットで持ってきていた曲がるストローを使った。
頭を起こさずに飲めるのだ。なんと素晴らしいことでしょう。
すると間もなく事務員が来た。
点滴を追加したことで、会計した時の明細の内容が変わるとかで、一度返金手続きをしてまた精算しなきゃならないらしい。
夫にお願いすることに。何度もすまん…
手続きついでに、夫も院内のカフェに行き軽食を取ってくるそうだ。
いってらっしゃい。
点滴などで水分補給をすると髄液を補ってくれるらしい。
が、点滴をするとトイレがめっちゃ近くなる。
お辞儀スタイルで部屋の横にあるトイレへ。
やはり起き上がると頭が痛い。
少しすると看護師が来て、世間話のような雰囲気でこう言った。

今日、このベッド空いてるので、もう1泊していきますか?

え・・・う〜ん・・

点滴終わって、様子見てから決めましょうかね。

はい。
ちょっとだけ考えたが、うるさくて眠れない病室にもう1泊・・無理だな・・・。
それにミ○ドは今日食いたい。(執着心がすごい)
そうこうしているうちに、2本の点滴が終わった。
すると、手術中の麻酔について説明してくれた先生とは別の先生が来た。

ポチさん、具合どうですか?痺れはありますか?

痺れは取れました。頭を起こすと頭痛はします。

ベッドが空いているようなのですが、もう1日、入院して行きますか?

横にさえなっていれば痛くありません。もし入院しても点滴されるだけなら、家に帰って水分をとって横になっていた方がいいです。帰りたいです。
喋っているうちにキツくなってきた。ベラベラ喋るのは頭に響く。
痛さのせいもあってかなりイライラしていた。

たしかに・・そうですね、う〜ん。それか、自然に塞がるのを待たずに、同じ箇所に針を刺して血液を凝固させて穴を塞ぐ方法もあるにはありますが・・
確実に面倒そうなのでそれはお断りした。

だいたいは1週間で治るんですよね?

長引くこともありますが、大体は1週間前後と言われています。お仕事、いつからですか?

余裕をもって今週いっぱいは休みを取ってます。

週明けも頭痛が治らない場合は、こちらも診断書を書いてお手伝いできますので…。とにかく、水分補給をしてあまり頭を動かさず、安静にしてくださいね。

ありがとうございます。
この時の先生は、こちらの顔色を伺って話す、文字通り優しく謙虚なのが印象的だった。
だが帰る。
退院
点滴で水分補給を行なったおかげか、ほんの少しマシになった。
が、激痛なことに変わりはない。
身支度を済ますと看護師が来た。

そこに車椅子を用意したので、帰りに使ってくださいね。
10〜11時には退院予定だったのが、16時になってしまった。
夜間の看護師に切り替わるタイミングだったのか、先生が時間を気にしては看護師が「良いです良いです気にしないでください」と言うやりとりがあった。
「入院しないにしても、もう少し休んでから帰っても良いですよ」と言われたが、看護師さんにサビ残(かどうかは知らんけど)させないためにも、私のミ○ドのためにも、横になるだけなら家でもできるので帰るほうを選んだ。

お世話になりました・・(消えゆく声)
車椅子で玄関まで移動し、駐車場をお辞儀スタイルでゆっくり歩く。
病院から最寄り駅まで近いので、当初は1人で退院して帰宅するつもりだった。
少しツラかったらタクシーを使えばいいと、軽い気持ちで居たのだ。
しかし、誰かのブログで『退院時こそ付き添いがいたほうが良い』と見たので、この日も夫には仕事を休んでもらっていたが、大正解だった。
まさか麻酔の副作用による頭痛が自分の身に起こるとは・・
この副作用の頭痛は200人に1人、つまり0.5%ほどしか起こらないらしい。
麻酔の針の改良によって、発生頻度が抑えられてこのぐらいだそうだ。
これは、200個のボールが入った箱の中に、たった1つのハズレがあるイメージ。
私は麻酔の穴が2つなので、単純に200個中2個のハズレがあったのか、それとも相乗効果で10個くらいハズレがあったのか・・
どちらにせよ、私は『超絶当たりやすいサービス抽選会』でハズレを引いたのだ。
車に乗ってシートを倒し、すぐ横になる。
嗚呼、痛くない。なんとも不思議だ。
さぁ行こう、ミ○ドへ。
お辞儀スタイルで○スドを徘徊した。
周りの目なんて気にしてられない。
なお、午前中に服用したロキソニンは効かないままだった。
痛みが強くなってからの服用では効かないというのは、鎮痛剤の基本だが…
起きてすぐに痛かったのでタイミングが合わなかったのは多めにみて欲しい。
というよりは、この物理的に脳が頭蓋骨に触れているような直接的な痛みには、効かないのではなかろうか。
個人的には水分補給が1番効いた。
途中、コンビニに寄って水やスポーツドリンクをまとめ買い。
そしてやっと帰宅。
頭を起こすと痛いので、食事の時もお辞儀スタイル。
テーブルを食べているのでは!?という体勢でドーナツを喰らう。
美味しい・・・
つづく



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